Endodontic surgery

根管治療後に改善が見られなかった方へ

根管治療後にこんな悩みや症状はありませんか?

  • 痛みや違和感が治療後も続いている
  • 歯肉の腫れや根尖部に膿の袋が形成されている
  • 被せ物を除去せずに治療を受けたい
  • レントゲンで根の先に大きな影が写っている
  • 被せ物の除去が技術的に難しい状態にある

外科的歯内療法の提案

外科的歯内療法とは

根管治療により、ある閾値以下まで細菌を減らすことができない場合、次の手として外科的歯内療法という手段をとります。
代表的なものは「歯根端切除術」という治療です。
歯肉を切開し、感染した根の先端部を直接取り除く処置で、前歯から第一大臼歯(1〜6番目の歯)が対象となります。マイクロスコープで患部を拡大しながら、通常の根管治療では届かない病巣へ外科的にアプローチするため、再発リスクを抑えた確実な治療結果が得られるのです。

主な副作用とリスク

  • 保険診療範囲外の自費診療になるため費用が高くなる場合があります
  • 歯肉が退縮するリスクがあります
  • 感染が起こったり神経損傷や隣接する歯にダメージを与える可能性があります

外科的歯内療法が必要な理由

天然の歯の根管の形は非常に複雑です。そのため、根管治療ではすべての細菌を取り除くことは不可能です。 残ってしまった細菌により、うまく治らない場合、根の先からダイレクトにアプローチすることにより、多くのものを治すことができます。

  • 01

    痛みや炎症が
    引かない場合

    根管治療後に歯の先端の周囲骨に炎症や痛みなどが引かない際、外科的歯内療法を行います。
    (臨床的な問題が解決していない場合)

  • 02

    病変の拡大が
    見られた場合

    X線検査により根尖部の影が大きくなっていることが判明するケースです。治療直後は症状もなく順調に経過していたにもかかわらず、定期検診で病巣の進行が確認されることがあります。

  • 03

    被せ物をしたくない場合

    根の先の病気を治すためには、第一選択としては根管治療となります。その場合は、既存の被せ物を外して行いますが、何らかの理由により被せ物を外したくない場合は、根管治療をせずに外科的歯内療法のみを行うことがあります。

症例紹介

外科的歯内療法

外科的歯内療法

Before

After

主訴根管治療を繰り返しているけど、痛みと腫れが引かない
治療内容23が既に根管治療が介入され仮封の状態で、サイナストラクト、自発痛を認めた。

根管治療を行うも症状の改善認めず、歯根端切除術へ移行。
治療期間・治療回数3回 / 1ヶ月
治療費用根管治療 121,000円
隔壁 5,500円
支台築造(ファイバー) 16,500円
歯根端切除術 99,000円
リスク・副作用・術後に歯内退縮を起こすことがあります。
・神経損傷により知覚麻痺が生じることがあります
・歯根破折を認めた場合、治療は中断いたします。
・保険診療範囲外の自費診療になるため費用が高くなる場合があります。

歯根端切除術をしたあとこんな問題はありませんか?

  • 歯肉から排膿が続いて心配になる
  • 処置を受けたのに痛みや不快感が残っている
  • 歯肉に小さな腫れ物が形成された
  • 歯根端切除術後、1年半〜2年経過してもレントゲンで黒い影が残っている

歯根端切除失敗の原因

他院での術後の違和感の原因は歯根端切除術が失敗している可能性があります。失敗の原因は以下になります。

  • マイクロスコープを使用せずに、正しいアプローチが行われず、感染が取り残されている。
  • 歯根破折を見逃している
  • 根の先ではなく、歯周病が原因である

歯根端切除術が失敗している場合の対応は、以下になります。

  • 歯が割れていて、見逃した場合

    対応できないため、抜歯を提案いたします。

  • 感染を取り残している場合

    当院で対応可能ですので、改めて処置を行います。
    場合によっては、もう一度手術をするのではなく、根管治療のみで対応可能なこともあります。

  • 残っている歯根が短い場合

    根の先の病気は治せる可能性は高いですが、将来的な歯根破折のリスクを考慮する必要があります。
    患者様と相談のうえ、治療方針を決定していきます。

  • 根の先の病気+歯周病の場合

    根の先の病気は治せる可能性は高いですが、歯周病の改善は見込めません。歯周病の重症度を考慮する必要があります。
    患者様と相談のうえ、治療方針を決定していきます。

歯根端切除術が失敗している理由は、単純に感染を取り残している場合が多いことがわかっています。ぜひ、天然の歯の保存を検討してみてください。

主な副作用とリスク

  • 保険診療範囲外の自費診療になるため費用が高くなる場合があります
  • 歯肉が退縮するリスクがあります
  • 再処置ができないケースもあります
  • 感染が起こったり神経損傷や隣接する歯にダメージを与える可能性があります

術後検診のためご来院ください

手術の成功は処置内容だけでなく、その後の継続的な管理が重要です。定期検診により治癒過程を確認し、問題があれば早期に対処いたします。
以前のX線画像と比較することで、骨の再生度合いや病巣の縮小を客観的に評価できます。患者様一人ひとりに合わせた口腔ケアの指導を行い、良好な治癒環境を保つサポートを続けてまいります。

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【休診日】日曜・その他不定休

症例紹介

再歯根端切除術

再歯根端切除術

Before

After

主訴他院にて歯根端切除術を受けたが、腫れて痛くなってきた
治療内容他院にて右上1、2、左上2の3本が歯根端切除術の既往あり。再歯根端切除術にて対応。
治療期間・治療回数1日 1回
治療費用歯根端切除術:429,000円(税込)
リスク・副作用・術後に歯内退縮を起こすことがあります。
・神経損傷により知覚麻痺が生じることがあります。
・歯根破折が確認された場合、治療は中断いたします。
・保険診療範囲外の自費診療になるため費用が高くなる場合があります。